うつ病
うつ病は“こころの風邪”と言われるほど有病率が高い病気で、人口の5~10%が、生涯に一度はうつ病にかかるとも言われています。
うつ病の治療は、SSRIという新しいタイプの薬の出現によって新しい局面を迎えました。しかし、投薬によって症状の改善が得られた場合でも、社会への復帰に伴うストレスによって症状の増悪を繰り返す事があります。
うつ病の治療は、ほとんどのケースにおいて薬物療法以外に心理療法が必要となり、そして効果があります。しかしそれが我が国においては、殆ど行われていないのが実情で、安易な抗うつ薬治療により、うつ病が遷延し、自尊心の低下を更に来しているケースが散見されますので、当院では、薬に頼りきることのない、患者さまの心に配慮した丁寧な治療を心がけております。