disease対象疾患について

心療内科・精神科の治療対象となる主な疾患

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うつ病

うつ病は“こころの風邪”と言われるほど有病率が高い病気で、人口の5~10%が、生涯に一度はうつ病にかかるとも言われています。
うつ病の治療は、SSRIという新しいタイプの薬の出現によって新しい局面を迎えました。しかし、投薬によって症状の改善が得られた場合でも、社会への復帰に伴うストレスによって症状の増悪を繰り返す事があります。

うつ病の治療は、ほとんどのケースにおいて薬物療法以外に心理療法が必要となり、そして効果があります。しかしそれが我が国においては、殆ど行われていないのが実情で、安易な抗うつ薬治療により、うつ病が遷延し、自尊心の低下を更に来しているケースが散見されますので、当院では、薬に頼りきることのない、患者さまの心に配慮した丁寧な治療を心がけております。

認知症

現在、わが国では約462万人以上の認知症の方がいるとされ、今後ますます、認知症の診断と治療、及び医療連携が重要になってくると思われます。認知症は恥ずかしい、周囲に隠しておきたい病と考えている方が多くいますが、れっきとした病気です。早期の診断・治療により進行を遅らせることもできます。

認知症は、アルツハイマー型認知症と血管型認知症と大きく二つに分けられ、アルツハイマー型は65歳以上の女性に多く、原因は脳の変性であり、ゆっくり進行します(若年型は比較的速く進行します)。
自覚症状はないことが多く、抗認知症薬等で治療を行います。血管型は50歳代から見られ、男性に多く、原因は脳血管の硬化であり、血圧を下げる薬や血栓ができるのを抑える薬が主となります。

不眠症

不眠症とは、「寝つきが悪い」「眠っても何度も目がさめる」「熟睡できない」といった症状が度重なり、慢性化している状態をいいます。最近、この不眠症をはじめとする睡眠に関する問題を抱える方の数が増加傾向にあるようです。しかし、睡眠には個人差があるため、7時間以上眠っているにも関わらず「眠れない」と感じる方もいれば、3~4時間の睡眠でも平気な方もいます。ですから、客観的に何時間眠っていようと、ご本人が安眠・快眠できないと自覚する状態が継続する場合を不眠症と判断するケースが多いようです。

不眠症の原因としては、「環境要因」「生理的要因」「心理的な問題」「器質的疾患」「精神疾患」など、さまざまな原因がありますが、最近になって不眠症を訴える方が多くなっている理由は、現代の社会にあるようです。現代社会は、ストレス社会ともいわれるように、子供から大人まで、家庭や学校、職場とあらゆる環境にストレスが存在しています。これらのストレスは私たちの心身に影響を与え、このため不眠を訴える方が多くなっていると考えられます。

一般に不眠症の改善策としては、日中の適度な運動や就眠前数時間前のぬるま湯入浴や牛乳の飲用等が有名です。また、一般内科で睡眠薬をもらっている人も多いと思われます。しかし、不眠症の治療は、意外と心療内科・精神科の専門医の領域なのです。不眠症の治療には、睡眠薬を使う治療(薬物治療)と睡眠薬を使わない治療の2つがありますので、まずはお気軽にご相談下さい。

統合失調症

統合失調症は100人に約1人の割合で発症するありふれた病気です。
生まれながらにストレスに対するもろさがあり、そこに限度以上のストレスがかかると、脳内の神経系に異常をきたして発症するといわれています。ほとんどが思春期から青年期に発症するため、適切な治療がなされないとその後の人生に多大な影響をもたらします。

症状としては、初期には幻聴(実際にない声や音が聞こえる)、被害妄想(悪口を言われる、見張られている等実際にないことをそう思い込む)、思考の混乱(物事を正確に理解・判断できない)、感情の不安定さが見られます。回復期には意欲低下、倦怠感、過眠、甘えがみられ、慢性期には活動性の低下、周囲への無関心、注意力低下がみられます。
かつては治療困難な病気と考えられ、世間の偏見も強かったですが、現在は有効な薬も開発され、適切な治療により70~80%の人が発症前と同じ程度の社会生活ができるようになります。

社会不安障害

大勢の前でスピーチするのが不安、初対面の人に挨拶するのが恥ずかしいなどは誰もが経験することです。ところが、このような状況を恐れるあまり、その状況を避けようとして学校や仕事に行けないなど日常生活に支障をきたすようになると治療の対象になります。これは決して特別な病気ではなく、かなり頻度の高い疾患です。

社会不安障害は、社会生活の中で不安や恐怖を感じている特定の状況になると、心身に症状があらわれ、それらの症状を人に気づかれないかと不安になり、自信がもてず、このような症状を惹起する行動や状況を避けるようになる病気で、この回避行動により社会生活に支障をきたすようになります。

社会不安障害の原因は、主として脳内のセロトニンなどの機能異常と考えられており、それらを調整する薬物治療がなされます。また、心理療法も効果が期待できます。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群とは、大腸や小腸に原因となる異常が見受けられないにも関わらず、便通異常と腹部症状が続く病気で、主な症状としては腹痛、腹部の不快感や下痢、便秘などが挙げられます。

心療内科・精神科である当院では、下痢止めや腸の痙攣を止める薬など、対処療法的な投薬だけでなく、必要におうじて抗不安薬や抗うつ薬を処方することで、精神的な苦痛を和らげる方法をご一緒に考えさせて頂きます。

過敏性腸症候群は、特に腸が敏感になっていますから、ちょっとしたストレスにも反応し、不安も症状も増幅していきます。実際に、何年も思い悩んでいた症状が、精神的な薬の服用で、治ってしまうケースも見られますので、怖がらずに当院を受診してみて下さい。

強迫性障害

強迫性障害は、ある考えや行為にとりつかれてしまい、自分で「ばかばかしい」「不合理だ」とわかっていながらどうしてもやめることができず、日常生活に支障をきたす病気です。

強迫症状は強迫観念と強迫行為に分かれます。強迫観念とは、自分でもばかばかしいと分かっていながらくり返し、浮かんでくる考えです。一方、強迫行為はばかばかしいと分かっているのに、何度もくり返してしまう行為です。強迫行為は強迫観念に基づいており、両者を切り離すことはできません。

症状には波があり、良くなったり悪くなったりをくり返しながら、全体的には良い方向に向かっていきます。環境の変化やライフイベントによっても症状は大きく変化するものですが、一つ一つ波を乗り越えていくことで治療は進みます。したがって、症状が少し悪くなったからといって、焦って通院先を変えたりすることはかえって逆効果です。また、薬の服用についても、安易に自己判断しないようにしましょう。

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杉並区浜田山の心療内科・精神科

鈴木医院

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